Python環境構築完全ガイド!初心者向け簡単インストール

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「Pythonを始めてみたいけど、環境構築って難しそう…」そんな不安をお持ちのあなたへ。

この記事では、Python環境のインストールから、簡単なコードを実行するところまで網羅して手順を解説しています。初心者で何から始めていいかわからない方は、画像付きで丁寧に手順を解説しているので、是非みていってください!!

Python環境構築の概要

本記事では、大きく3ステップでPythonプログラミング環境を構築していきます。それぞれのステップで何をしているのか?ここでは簡単に説明します。

  1. PowerShellを開く
    PCでPython語を解読できるようにPythonの翻訳機のようなものを取り込みます。
    プログラミングをするときはそれぞれの言語にあった翻訳機をPCに入れる必要があり、「環境構築」と呼んでいます。例えるなら、砂のお城をたてるためにまず砂場を用意するステップです。
  2. PowerShell 7 をインストールする
    プログラミングの補助ツールを取り込みます。ソースコードを書いてすぐに実行して結果を確認してみたり、データ分析などでグラフを表示してみたり、メモを残したりと、プログラミングを効率よく進めるための補助ツールだと思ってください。例えるなら、砂にお城をたてるためのスコップやバケツのようなツールを用意するステップです。
  3. PnP.PowerShellをインストールする
    手順1.2でプログラミングができる環境が整ったので、実際にプログラムを動かしてみるステップです。ここまでできれば、Pythonの世界へようこそ!って感じです。

※前提としてOSは、Windows11で進めます。Macをご利用の方は、本記事ですすめる画面と異なることがあるので、ご注意ください。

実際に環境構築してみよう

それでは、ここから3ステップでPython環境を構築していきます。

Pythonのインストール

1-1.Pythonインストーラーをダウンロードするため、公式サイトへアクセスします。

1-2.公式サイトから、[Downloads]>[Windows]の順にクリックします。

1-3.[Stable Releases]エリア内の[Download Windows Installer(64bit)]をクリックします。
※[python-3.12.x-amd64.exe]のダウンロードが開始されます。xはその時点の最新バージョンの数字が入ります。

1-4.手順1-3でダウンロードしたexeファイル(python-3.12.x-amd64.exe)をダブルクリックします。
※xはその時点の最新バージョンの数字が入ります。

1-5.Setup画面の下側チェックボックス2つを選択後、[Install Now]をクリックします。

「ユーザー アカウント制御」画面が表示された場合は、[はい]をクリックします。

1-6.「Setup was successful」画面が表示されれば、成功です。[Close]ボタンをクリックします。

1-7.Pythonがインストールされたことを確認します。デスクトップ画面下の[ウィンドウ]アイコンをクリックし、[cmd]と検索して表示される「コマンド プロンプト」の[開く]をクリックします。
※以降「コマンドプロンプトを開く」と記載した場合は、この手順を実施してください。

1-8.コマンドプロンプト画面で、以下のコマンドを入力して[Enter]キーを押下します。

python --version

Jupyter Labのインストール

ここからは、Jupyter Labのインストールをしていきます。

2-1.コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力して[Enter]キーを押下します。

pip install notebook

[C:\xxx\xxx>]が表示されると、コマンド実行が完了したことを確認できます。
※xxxはご利用のPC環境によって異なります。

2-2.Jupyter Labがインストールされているフォルダ階層を開きます。以下のコマンドを入力して[Enter]キーを押下します。

where python

インストール先のフォルダ階層のパスが表示されるので、クリップボードにコピーしておきます。

2-3.エクスプローラ画面を開き、画面上部のメニューに手順2-2でコピーしたパスを貼り付けて、[Enter]キーを押下します。

2-4.フォルダ階層へ移動するので、[Scripts]フォルダをダブルクリックします。

2-5.[jupyter-notebook.exe]ファイルをダブルクリックします。
※似た名前のファイルがたくさんあるのでお気を付けください。
※2024/8/15 訂正しました 誤[jupyter-lab.exe] ⇒ 正[jupyter-notebook.exe]

Jupyter Labの画面がWebブラウザで表示されます。これで利用可能です!!

Jupyter Labを終了する場合は、以下の手順を実施します。
※Jupyter Labを再び起動する場合は、手順2-5を再度実施してください。

画面上部[File]>[Shut Down]の順でクリックします。

「Shutdown confirmation」画面が表示されるので、[Shut Down]をクリックします。

「Server stopped」と表示されるので、Webブラウザを閉じます。

文系SE
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【Tips】[jupyter-notebook.exe]をショートカットにしておくと便利
Jupyter Labをこれから開くたびに手順2-5をするのは面倒なので、デスクトップ画面にショートカットをつくっておくと、すぐに起動できて便利です!
※2024/8/15 訂正しました 誤[jupyter-lab.exe] ⇒ 正[jupyter-notebook.exe]

簡単なコードを書いて実行

さいごに、簡単なコードを実行してみましょう。

3-1.Jupyter Lab画面の左メニューの[フォルダ追加]アイコンをクリックし、新しくフォルダを作成します。フォルダ名は任意です。(ここではフォルダ名をProgramとしました。)

3-2.手順3-1で作成したフォルダの下へ移動し、再び[フォルダ追加]アイコンをクリックし、新しくフォルダを作成します。フォルダ名は任意です。(ここではフォルダ名を00_Sampleとしました。)

文系SE
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【Tips】プログラムの用途ごとに階層に分けると便利
プログラミングを進めると、あちこちにソースコードが点在し、管理が煩雑になります。
最初からある程度、プログラムの目的に応じてフォルダ階層をわけてからコードを書き始めると、整理しやすいです。階層の分け方は以下の画像を参考にしてみてください!

3-3.手順3-2で作成したフォルダの下へ移動し、画面中央「Notebook」エリアの[Python 3 (ipykernel) ]をクリックします。

3-4.画面左に[Untitled.ipynb]というファイルが作成されるので、右クリック>[Rename]の順にクリックし、わかりやすい名前に変更しましょう。(ここではファイル名をHelloWorldとしました。)

3-5.簡単なコードを実行します。以下のコードを入力し、[Shift]+[Enter]キーを同時に押下します。

print("Hello World !!!")

3-6.プログラムが実行されたら、忘れずに画面上の[上書き保存]アイコンをクリックし、上書き保存をします。

おつかれさまでした!以上でPython環境構築がすべて完了しました。
あとは、いろいろプログラムを実行してトライ&エラーをしていきましょう!
Pythonのサンプルコードなども別記事で解説していくので、ぜひ関連記事も見ていってください!

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