Windows11でHyper-V!仮想マシン簡単作成ガイド

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「Hyper-Vって聞いたことあるけど、何ができるの?」「仮想マシンって便利って聞くけど、難しそう…」まずは、セットアップしていろいろ使ってみようというコンセプトの記事です。

この記事では、Windows11に標準搭載されているHyper-Vを使って、仮想マシンを簡単に作成する方法をステップごとにご紹介します。開発環境構築や動作検証など、仮想マシンの活用方法も解説するので、ぜひ最後まで読んで、Hyper-Vの世界を体験してみてください!

Hyper-Vとは何か?

簡単に「仮想化技術」について概要を記します。

仮想化技術とは、PC上のリソース(CPU,メモリ,ストレージなど)を仮想的に分割して、その上で別のOSを動かすことができる技術です。この技術のおかげで、物理的なPCは1台しかないけど、その中にWindowsで動く仮想的なPCとLinuxで動く仮想的なPCを2台用意することができます。

「Hyper-V」「仮想マシン」の用語については以下のイメージです。

  • Hyper-V:PC上に仮想マシンを作るためのソフトウェア名称
  • 仮想マシン:1台の物理的なPC内に作成できる、仮想的なPCのこと。VM(virtual machine)とも呼ばれる

現実世界で例えると、1棟のアパート内の資源を大家さんが分割して、部屋を用意して、その中で太郎さんや花子さんが別々の生活を送っているようなイメージでしょうか。

このように仮想化技術を利用することで、1台の物理的なPC上に環境を複数用意することができます。仮想マシンをたてることで、以下のようなメリットがあります。

  • 環境を汚さずに実験できる
    新しいソフトやプログラムを試してみたいが、PCに悪影響が出たらどうしよう…という時は、仮想マシン上で実験することができます。
  • 複数のOSを使うことができる
    Windowsだけでなく、Linux環境でもプログラムを検証したいケースに、わざわざもう1台PCを買う必要がなくなります。
  • ブログ記事作成や開発に便利
    これは、私の使い方になりますが、ブログ記事作成でソフトのインストール手順などを画面で用意するとき、すでに自分のPCではインストール済みなので、クリアな環境でもう一度インストールをしたいことがあります。こういった場面で、仮想マシンが使えると便利ですね。

実際にセットアップしてみる

ここからは、実際の画面を貼りながら仮想マシンを作成していきます!

Hyper-V機能の有効化

まずは、Windowsの設定でHyper-Vを有効化し、利用可能な状態にします。

1-1. 画面左下の[ウィンドウ]マークをクリックし、「コントロールパネル」を開きます。

1-2.[プログラム]をクリックします。

1-3.[Windowsの機能の有効化または無効化]をクリックします。

1-4.[Hyper-V]チェックボックスを選択し、[OK]をクリックします。
※[Hyper-V]をチェックすると自動で[Hyper-Vプラットフォーム]や[Hyper-V管理ツール]にチェックがつきます。

1-5.[今すぐ再起動]をクリックします。

Hyper-V仮想マシンディスクの準備

仮想マシンを作成するために必要なディスクを用意します。OSなどを手動でインストールするのではなく、事前に公式サイトで配布されているディスクを使って設定を進めます。

2-1.Webブラウザを立ち上げ、以下のリンクにアクセスし、[Hyper-V(Gen2)]をクリックします。
※zipファイルのダウンロードが始まるので、完了するまで待機します。

2-2.ダウンロードしたzipファイルを任意のフォルダ階層に配置し、ファイルを解凍します。
※解凍後、[WinDev2404Eval.chdx]が表示されたらOKです。

Hyper-Vの起動

以下の手順でHyper-Vの管理画面を起動します。(仮想マシンを起動/停止する際はこの管理画面上から操作をします。)

3-1.画面左下の[ウィンドウ]マークをクリックし、「Windows ツール」を開きます。

3-2.[Hyper-Vマネージャー]をダブルクリックします。「Hyper-V管理画面」が開きます。

Hyper-Vの管理画面が開きました↓

仮想マシンの作成

Hyper-V管理画面から仮想マシンを作成していきます!あと少し!

4-1.「Hyper-Vマネージャー」画面左上[操作]>[クイック作成]の順にクリックします。

4-2.「仮想マシンの作成」画面左下[ローカル インストール元]をクリックします。

4-3.「Hyper-Vマネージャー」画面左上[インストール元の変更]をクリックします。

4-4.ファイルの選択画面から2-2の手順で配置した[WinDev2404Eval.chdx]を選択し、[開く]をクリックします。

4-5.インストール元に[WinDev2404Eval.chdx]が表示されていることを確認し、画面右下[仮想マシンの作成]をクリックします。

4-6.[接続]をクリックします。

4-7.「仮想マシン接続」画面が表示されるので、[起動]をクリックします。

4-8.しばらく待つと「新しい仮想マシンに接続」画面が表示されるので、[接続]をクリックします。

4-9.[Sign in]ボタンをクリックします。

これで仮想マシン完成です!(おつかれさまでした!)

とはいえ、初期設定では時間や言語が英語になっていて少し違和感があります…

やはり日本語のほうが使い勝手がいいので、上記の記事で仮想マシン作成後の設定変更の手順を紹介したいと思います。

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