【読書】”超雑談力”を読んで、すぐに実践でき、効果があったポイント5選に絞って解説!!

コラム

本記事は、出版社「株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン」のガイドラインに準拠し、記載しております。

本記事は、システムエンジニア3年目の私が、書籍『超雑談力』を読んで、学んだこと&明日から実践・習慣化できることを5つに絞って解説しています。

私は、これまで、世間でいう『コミュ力』にそこまで自信はなく、基本的には最低限の人付き合いだけしていればいいや・・というタイプの人間でした。

そんな私でも、この書籍を読んでから『人付き合いが苦手』から『人付き合いが苦じゃない』人までステップアップできました。

この書籍に書いてあることを少しずつ実践し、その中でも特に効果があったことを5つに絞って解説したいと思います。

こんな方におすすめ
  • 特に若手社員で、会社の人と何を話したらいいかわからない方
  • 雑談に抵抗はないが、いつも微妙な雑談をしてしまい、もっと雑談を楽しみたい方
  • 話すことに抵抗があり、なるべく人付き合いしたくないが、その状況を変えたい方

書籍概要

この書籍は、著者である『五百田達成』氏が、自身の心理カウンセラーとサラリーマンとしての経験や、個人カウンセリングの実績、セミナーなどの活動をもとに、雑談から人間関係を築くには?というテーマで書かれた書籍です。

以下、書籍の基本情報となります。

書籍名超雑談力
著者五百田 達成
出版社株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日2019/12/22
ページ数208
価格1,430(税込)
2023/6/18時点での情報になります。最新情報は公式HPをご確認ください。

私が読んだ動機

まず、前提として、私の簡単なプロフィールを書かせてください。

私のプロフィール

新卒でメーカ系SIerに入社し、現在3年目。

大学時代は、経済学部でIT知識ゼロから、IT業界に飛び込みました。

業務では、システムの上流工程から、実装・テスト・運用保守フェーズに携わっています。

2023年5月から、日々学んだことをアウトプットするメディアとして「若手SEのつぶやきBLOG.」を運営しております。(当ブログ)

冒頭でも記載している通り、私はこれまで、世間でいう『コミュ力』にそこまで自信はなく、基本的には最低限の人付き合いだけしていればいいや・・というタイプの人間でした。

ですが、社会人3年目に入ってくると、優秀な先輩ほど『人付き合い』を重視していることに気づき始めました。

社内だと上司や営業さんとの関係性・社外だとお客様との関係性がいいと、協力的な体制を整えられたり、自分のステップアップになる仕事のチャンスが巡ってきたりと、人との関係を友好的に築くことはメリットがたくさんあることに気づきました。

でも、いきなりキャラを変えたり、陽気に振る舞うことなんかできない・・と考えていたところ、この書籍に出会いました。

そもそも『雑談力』というワードがとても印象的で、雑談はコツを押さえることで誰でもできるようになるというリード文に惹かれ、試しに読んでみようと考え、この書籍を読み始めました。

また、Amazonプライムに入会すると、kindle本の一部タイトルが読み放題になるのですが、そのラインナップに『超雑談力』が入っていたことも、読み始めるいいきっかけでした。

雑談の定義/ゴールとは?

まず、本書を読み進めるうえで重要な前提知識を簡単にまとめています。

雑談の定義とは

微妙な関係の人と適当に話しながらなんとなく仲良くなる会話の方式

ここで注意なのは、「雑談」を通して仲良くなるのではなく、仲良くなるための前段階が「雑談」だということです。

雑談のゴールとは

会話を途切れないように続けることで、相手に「この人話しやすいな」「また話したいな」という印象を持ってもらう。

雑談で、「微妙な関係の人」を「話しやすい人」に変えることで、その後のステップに持ち込み、関係性を築くことがポイントです。

このゴールを認識していることが大切です。「雑談」をしただけで、いきなり親密な関係になれるわけではないことにご注意ください。

雑談のコツ/習慣化 5選

私は、本書では「雑談」で意識するポイントやコツ・習慣を大きく「話すコツ」「聴くコツ」「話題」「習慣」の4区分で解説されているように受け取りました

私にとっては、どれも目からウロコな内容でしたが、その中でも特に実践してよかったことを5つシェアしたいと思います。

この記事で紹介した以外にも、役立つポイントがあったので、気になる方はぜひ、書籍を手に取ってみてください!

【話すコツ】会話の比率は7:3を意識する

相手に楽しく話してもらうためのテクニックになります。

よく、雑談の際は「聞き手に回れ」という言葉を耳にします。私も、以前までは「聞き手」の役割に徹することを意識していました。

ですが、「聞き手」に回りすぎることで、相手に「インタビューされているみたいだな…」「この人、自分の話しないな、警戒されているのかな…」と思われる危険性があります。

本書では、相手7:自分3の比率を意識することが会話の最適なバランスだと紹介されています。特定の話題で盛り上がったら、話の間に「私は●●なんですけど~」といった具合に、適度に自分の情報をいれてから、相手に会話のボールを渡すようにします

このテクニックを実践することで、自然な会話のバランスを保つことができるようになり、相手も快く話をしてくれるようになります。

【話すコツ】会話のペースをコントロールする

会話を長く続けるためのテクニックとなります。

特定の話題について、ある程度話が盛り上がった後に、お互いが沈黙する気まずい時間が流れることを経験したことがある人は少なくないと思います。

私も、話が途切れた時に「次何の話をしよう…」「何か話さないと気まずい…」と考え、咄嗟に「今日は天気がいいですね~」「…」といったように話が広がらないような話題を出して自滅してしまうことがありました。

本書では、会話が途切れそうなら「会話の速度を少しスローにしてみる」ことで、会話のペースをコントロールするテクニックが紹介されています。

多少の沈黙を恐れず、会話のペースを抑えながら、次の話題を切り出すことで、会話を自然につなげることができます。

次の話題は、新しい話題でなくてもいいです。「さっき気になったんですけど~」といった具合に、もともと話していた話に戻ることも会話を続けるのに効果的なので、引き出しとしてあるといいです。

また、「最近ハマっているものはありますか?」「●●素敵ですね、どこで買われたのですか?」と話が広がりそうな話題をいくつか引き出しとしてもっておくと安心です。

私の用意している話題は以下です。

  • 最近ハマっているものは何ですか?
  • ご出身はどちらですか?
  • 最近●●なことがあったのですが、こう思いませんか?と共感を煽る
  • 好きな食べ物(嫌いな食べ物)は何ですか?(相手を選ばない質問)
  • 行ってみたい(おすすめの)都道府県はありますか?

【聴くコツ】相手が答えやすい質問をする

相手との会話をスムーズに進めるテクニックになります。

前述した、「会話の比率は7:3を意識する」とも重なりますが、会話を続けるには相手に「質問」をして、話してもらうように意識することが基本となります。

ですが、「最近どうですか?」のような、相手が答えにくい曖昧な質問をしてしまうと、相手に「なんて答えよう…」と考える時間を与え、気まずい空気が流れてしまいます。

自分から質問するときは、以下のように、なるべく相手が答えやすい質問を意識することで、会話のテンポがよくなり、「この人と話していると楽しい」という印象になります。

  • 「最近どうですか?」 ⇒ 「仕事は順調ですか?」
  • 「週末なにしてるの?」 ⇒ 「先週末はなにしていた?」

【話題】質問は過去/現在/未来の軸をつかう

話題を広げるためのテクニックになります。

例えば、相手と趣味の話で盛り上がりそうなのに、その趣味についてあまり詳しくなく、質問が思いつかずに会話が広がらなかった苦い経験はありませんか。

私は、まさにその経験をしてきました・・(笑)

盛り上がりそうな話題を見つけたのに、思いのほか会話が広がらないと、結構もったいないですよね。

そういったときに使える質問テクニックは、「過去」「現在」「未来」の軸で質問することです。

これらは、相手の趣味を選ばずに使え、会話が広がりやすい魔法の質問テクニックです。

  • 過去:「趣味を始めたきっかけは何でしたか?」「いつからハマってるのですか?」
  • 現在:「いまも結構やっているのですか?」
  • 未来:「次はいつされる予定ですか?」「今年も結構されるんですか?」

【習慣】適当に声を発してみる

雑談を始めるきっかけをつかむためのテクニックです。

実際、はじめましての人と話し始めるのは、結構ハードルが高いですよね。

私も、積極的に人と話すような性格ではないので、無理して明るい性格で陽キャのように振る舞うのには抵抗がありましたが、本書では、そもそも無理して性格を変える必要はないと書かれています。

大事なのは、「コツ」と「慣れ」です。そのために、普段の習慣を変えていくことが近道だと解説されています。

例えば、コンビニのレジで「どうも」と返してみる。エレベータで一緒になったら「何階ですか?」と声をかけて代わりにボタンを押してあげるなど、普段から人に対して声を発することを意識します。

私の場合、会社の廊下ですれ違う別部署の人にも「おつかれさまです」「おはようございます」とあいさつしたり、飲食店から出るときに「ごちそうさまでした」と言うことを習慣化しました。

普段から声を発することに慣れることで、自然と「話しかけやすい」人の雰囲気を出すことができたり、変に無理をせず自然体で人に話しかけられるようになったと実感しています。

試してみた結果/効果は?

この書籍を読んでから、まだ約1か月の私ですが、もう2つの成功体験があります。

1つは、上司とのサシ飲みを楽しめたことです。

立場が上の人とのサシ飲みなんて、これまでなら絶対に気を遣ってしまい、楽しめなかったですが、本書で学んだことを実践するいい機会でした。

具体的には、本書で「ビジネスの場では教えてもらうスタンスで話す」という内容で書かれていたポイントを意識したり、本ブログにも記載しているポイントを意識することで、その場を楽しむことができました。

2つ目は、会社の別部署の社員と雑談で盛り上がれたことです。

社内のイベントで、部署間の交流会に参加したのですが、初対面かつ年上の社員の方と1対1の雑談で盛り上がることができました。

これまでは、「何を話したらいいのかわからず、先輩社員だし気を遣うなあ」とマイナスのイメージがありましたが、いざ話してみると会話を楽しめている自分がいました。

気が付いたら20分ほど気を遣わずに雑談を続けることができ、その社員の方とも信頼関係を築けたと思います。

まとめ

ここまでお付き合いいただき、有難うございました。

おそらく、「1冊の本を読んだだけで、雑談が楽しくなったら苦労しないよ…」と思われるかもしれません。私もそのような考え方でした。

確かに、書籍を読んで知識をインプットしただけでは、効果は大きくないと思います。

私が意識したのは、インプットした内容は次の日に実践してみることです。そのため、書籍を読むスピードもあえて遅くしていました。1日10ページ読み、そこで学んだメソッドを周りの人との会話で使ってみる。また、書籍を読み進める…。といった感じです。

その中でも特に効果を感じた5つのポイントを本ブログで記載しましたので、是非試してみてください!

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